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じぶんで整備

じぶんで整備:ブレーキフルード交換の順番、必要な量は?

ブレーキフルードの抜き取りは 4 か所あるブリーダープラグから。この 4 か所、どういう順番で作業するのか、それぞれどれくらいの量を抜けばいいのか調べてみますね。使用した車両は新型コペン(LA400K)です


4か所あるブリーダープラグ、ブレーキフルードを抜く順番は?

通常の交換なら順番は気にしなくていいというけれど…

ブリーダープラグは4か所、どんな順番で作業したらいいのかな?

古いフルードの入れ替えなど、空気(エア)抜きの必要がないときはどんな順番でも良いみたい

空気(エア)抜きするときは?

「エア抜き」が必要になったときは、フットペダル(マスターシリンダー)から遠いところからってのが定番みたい

マスターシリンダーから見て遠いところからエア抜きする理由は、正直よく分かりません。たとえば新型コペンのABSユニットは左前あたり。配管の長さを考えるにしてもマスターシリンダーからの直線距離では決まらないような気もします

ブレーキの配管の系統ごと、普通のクルマなら斜めに作業を進めた方がいいっていうのも見ました

ブレーキの配管は安全のため2系統に分かれてるそうです。一般的な前輪駆動(FF)のクルマだと右前と左後、左前と右後がセットになった配管(X型配管)だとか。なので対角に作業を進めて系統ごとに完了させた方が良いっていう人もいます。これはちょっと分かる気がします

いろんな説があるんだけど、結局、順番については絶対こうしないとって言う決定打はないみたい。見方を変えれば、どんな順番で作業してもそれほど大きな問題は起きないってことなのかも

交換は「右前→左後、右後→左前」でやってみることにしました

遠いところから、系統ごとにってことだと「左後→右前、右後→左前」とか?

うん、それは無難かも。でも今回はリザーバータンク内の入れ替えを最初にしっかり完了させるつもり。なのでリザーバータンクの状態を見やすい右前から始めて「右前→左後、右後→左前」って順番でやってみますね

赤い指マークの部品がブレーキフルードのリザーバータンク。右前ならリザーバータンクの状態を確認しやすい

一度に 200mL 以上抜かないように作業する

リザーバータンクの MIN から MAX までは 200mL くらい

抜いた量を見ると、新型コペンのリザーバータンクの MAX から MIN 迄って、せいぜい 200mL くらいっぽいです

よく見るとリザーバータンクには MAX と MIN の位置が示されている(赤い線)。少し出っ張った場所(青い線)が MIN と MAX の中間くらい

リザーバータンク全体でも 300~400mL くらいかも

リザーバータンクは絶対に空にしないこと

リザーバータンクが空になると配管に空気が入っちゃいます。フルードを抜いてるうちにタンクが空にならないよう注意してくださいね

フルードをリザーバータンクの MAX の上まで入れて、一度に抜く量を 200mL くらい迄にしておけば空気(エア)が入っちゃうことはないかも

廃フルードの容器に目盛りをいれておくと便利

吸い出したフルードが入る容器に 100mL毎 に目盛りをいれておくのがおすすめ。作業がしやすくなるの

ブレーキフルードは 1L 缶がおすすめ

ブレーキフルードって、500mL くらいの小さめの缶と、1L くらいの缶がありますよね

DIY なら 1L 缶がおすすめ。500mL と 1L の価格差は小さいの。余裕のある作業でしっかり新品に入れ替えちゃいます

ブレーキフルードは吸湿しやすいので、残った分を長期に保管しておくのには向いてないそうです。開封したフルードは使い切っちゃうつもりで作業した方がいいかも

4か所で抜く量の目安

4か所それぞれからフルードを抜いて、十分に透き通った新品フルードに入れ替わるまでの量を調べてみました

新型コペンを使って「右前→左後、右後→左前」って順に抜いてみました

抜く量の目安
1輪目(右前)400 ~ 450 mL
2輪目(左後)100 ~ 150 mL
3輪目(右後)150 ~ 200 mL
4輪目(左前)100 ~ 150 mL

1輪目(右前)の作業では、配管内だけでなくリザーバータンク内の古いフルードの抜き取りもしてるの。抜く量が多くなってるのはそのためです


リザーバータンク内の古いフルードは、ブリーダープラグからの作業に入る前にスポイトなどを使って直接抜き取ることもできます。その場合はスポイトで抜いた分、1輪目で抜く量は少なくなります

ただし、フルードの抜き取りに電動ポンプなどを使うなら、1輪目の作業としてまとめて済ませちゃう方が手間がないかも。リザーバータンクのフィルターを外したり、スポイトで吸い出したりする工程を丸ごと省略できます。また、フルードをこぼしたりするリスクも減らせます(ブレーキフルードは塗装面に良くないんです。こぼすと塗装が浮き上がっちゃいます)