カテゴリー
じぶんで整備

じぶんで整備:ディスクブレーキの分解のしかた

ディスクブレーキを DIY で分解してみます。構造はシンプルで、思ったほどには難しくないかも。組付けには小型のトルクレンチがあると安心。車両は新型コペン(LA400K)です


ディスクブレーキを分解してみます

新型コペンは前輪がディスクブレーキ。とりあえず、タイヤを外しちゃいますね

ディスクブレーキとキャリパー

ブレーキの整備で、よく「キャリパー」って聞くんですけど…

キャリパー(ブレーキキャリパー)はディスクブレーキの部品で、金属のかたまりっぽいところです

ブレーキをかけると、キャリパーがディスクローター(ブレーキローター)を両側からガシッと押さえつけるようになってるの

スライドピンボルトを2本外せば分解できる

キャリパーって簡単に分解できるの?

うん。ボルト(スライドピンボルト)を 2 本外すだけで分解できちゃいます

スライドピンボルトは上下 2 本。尚、キャップのついたちっちゃいボルト(ブリーダースクリュー)は緩めないように。ブレーキフルードが漏れちゃいます

スライドピンボルト、外せました。新型コペンだと 14mm のソケットで回せますね

外したスライドピンボルト。使用するソケットは 14mm

ネット情報によると、スライドピンボルトの締付トルクは 26.5±4.8Nm だとか。戻しトルク法での推定でも同じくらいの値が得られたのでたぶん大丈夫

キャリパーを開けます

スライドピンボルトを 2 本はずしちゃうと、シリンダーボディー(キャリパー本体)は嵌ってるだけ。引っ張って外しちゃいましょう

外したシリンダーボディーの置き方

うっ。外したシリンダーボディー、ホースが繋がってるのでちょっと置場に困るかも

うん。紐とかS字フックとかで、ぶら下げておく人が多いみたいなんだけど…

今回はバケツとレンガを使った台を用意しました。ぶら下げるより安定してて手間がないかも

ピストンが付いてるほうがシリンダーボディー(キャリパー本体)、ブレーキパッドのあるほうがマウンティングブラケット(キャリパーベース)

スライドピンボルトを片方だけ外して(もう片方は緩めて)、シリンダーボディーをパカッと開けて作業しちゃうこともできます。ただし、ボルトを 2 本とも外しちゃう方が内部の清掃や手入れはしやすいかも

また、片方だけで作業する場合、車種によってはシリンダーボディーに繋がったブレーキフルードのホースにちょっと負担がかかることも(パツパツに引っ張られたり、グニャっと折れた状態になったり)。ブレーキフルードが漏れちゃうと大変なので、注意しながら作業してくださいね


ここまで分解できると、次の作業が DIY できます

ブレーキパッドの整備

シムやパッドクリップのお手入れ

スライドピンの整備

更なる分解が必要な作業

ディスクローターの交換

ディスクローターを交換するときは、マウンティングブラケット(キャリパーベース)も外すんです

ちなみに、新型コペンのディスクローターは2枚のディスクが隙間を開けて貼り合わせてあるベンチレーテッドディスク。1枚のディスクでできているソリッドディスクに比べて放熱性が高いのが特徴

オーバーホール(シール類の交換)

オーバーホールではピストンのシール(ゴム)も交換するのでピストンを外すの

ピストンを脱着するのでブレーキフルードのエア抜きも必要になりますね