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じぶんで整備

じぶんで整備:クーラントのエア抜きのしかた

クルマのクーラント(冷却水,LLC)のエア抜き(クーラントの配管から空気を抜く)のしかたです


一般的なエア抜きのしかた

配管内のクーラントを循環させると、エア(空気)はラジエターの上部に集まってきます。なので、ラジエターキャップのところから抜くことができます。エアが抜けてクーラントが減ったらその都度補充します

ざっくりとエア抜きする

クーラントを注いだら、最初にラジエターから出ている太めのホース(アッパーホース、ロアホース)をモミモミしてくださいね

大きめの空気の塊をざっくり抜いておくんですね

カーエアコンを ON にして暖房MAXに

続いて、エンジンをかけてクーラントを配管内で循環させます。配管内に残った空気をラジエター上部にどんどん集めます

そうそう、エア抜きするときはカーエアコンを ON にして、温度設定を暖房で最大にしておきましょう

どして?

カーエアコンには、暖房用にクーラントの配管が使われているの。なので、そこもしっかり循環させるんですね

温風がちゃんと出てきたら、クーラントがうまく巡ってるってことですね

クーラントの温度(水温)を上昇させる必要がある

クーラントをしっかり循環させるには、クーラントの温度(水温)を上昇させる必要があるの

温度が上がるとどうなるの?

クーラントの温度が上昇すると配管内にあるサーモスタットという弁が開きます。これではじめてクーラントがしっかり循環するようになるんですね

温度を上昇させるには?

エンジンかけておけば温度上がる?

サーモスタットが開き始めるクーラントの温度(水温)は 80 度前後、全開にするには 90~100 度、アイドリングのままだとちょっときびしいです

どうしたらいいのかな?

エンジンの回転数を上げればいいので、車を動かさずに作業するならその場で空ぶかしですね

空ぶかし… ちょっと近所に気を使っちゃうかも

DIY だったら、ラジエターキャップをちゃんと閉めて、普通にクルマを使っちゃえばいいです。使った後にラジエターキャップを緩めてエア抜き、クーラントが減っていたら補充しましょうね

万が一、走行中にオーバーヒートを知らせる警告灯が点灯したら早急に車を安全に停止させて対処ですね

水温の確認にはレーダー探知機が便利

クルマ動かしたとき、配管内に残ってる空気でオーバーヒートしないかちょっと心配なんです…

クルマの水温がモニターできると安心ですね

でも、うちのクルマ、水温計ついてないです…

そういうときは OBD2 接続に対応したレーダー探知機がおすすめ。水温以外にもいろいろなクルマのデータが見られるので DIY で整備するときには便利かも

レーダー探知機もってないときは?

クルマを動かさずにエア抜きしているなら、ラジエターのファンを観察しましょう。ファンが回り始めたら水温が上がってきたってことですね

エア(空気)が大量に残ってしまうクルマの場合は?

車種によっては、クーラントを普通に注ぐだけだと空気が配管内に大量に残っちゃうらしいです

抜いたクーラントの量に対して、注入できる量があまりに少ないときは要注意ですね

クーラントが循環できないくらい空気が残っちゃってると通常のエア抜きができないような… オーバーヒートも心配です

うん、そういう車種だと、配管にエア抜き用のプラグがあったりしますね。そこからもエア抜きしましょう

じぶんのクルマがエア抜きしにくい車種でないか、先にネットで調べておくといいですね

真空引きで一気に注入することも

エア抜きが難しいクルマでも、配管内の空気を抜いてから(真空引き)一気にクーラントを入れれば、短時間で隅々まで確実に注入できます

真空引きすると、クーラントの配管に漏れ(リーク)がないかも調べられるんですよね

うん。でも真空引きのせいで逆に配管が痛んだりしないか心配って言う人もいますね

あと真空ポンプじゃなくてエアーコンプレッサー使うんですよね、しかも強力なやつ

真空引きなので、本来は真空ポンプを使うほうがよさそうな気がするけど、たぶん、整備工場で使いやすいようにエアーコンプレッサー仕様なんだとおもいます

特殊なアタッチメントをつけてエアーコンプレッサーに真空ポンプの代わりをさせるんですよね

うん。なのでそのアタッチメントを外して直結できちゃえば真空ポンプでもいけそうですね