
Android Studio の、よくある設定や、よくする操作のまとめです
import の自動化設定
Android Studio が Kotlin コードを解析して、自動で必要な import 宣言を登録したり、削除したりしてくれるんです
- Android Studio で Preferences for New Projects を開きます(File > New Project Settings > Preferences for New Projects)
- 開いたウィンドウで Other Settings > Auto Import と展開します
- Java セクション と Kotlin セクションにある Add unambiguous imports on the fly(追加機能)と Optimize imports on the fly (for current project)(削除機能)にチェックを入れます
- OK ボタンを押す
自動で決定できなかったところは、カーソルを上に動かして Alt+Enter してみてくださいね
ボタンに処理を記述する にも説明があります
View Binding の設定
Android Studio のバージョンは新しいほうがおすすめです
- Android Studio でプロジェクトを開く
- Project から
build.gradle (Module)
を開く- Project の表示を Android にして「 Gradle Scripts > build.gradle (Module:~)」をダブルクリック
- 以下のように記述します(Android Studio 4.0 以降)
// Android Studio 4.0 android { buildFeatures { viewBinding = true } }
Android Studio 3.6 の場合は次のように記述します
// Available in Android Gradle Plugin 3.6.0 android { viewBinding { enabled = true } }
View Binding の使い方 にも説明があります
パッケージの作成
データ関連のパッケージには model って名前がよく使われるとか…
- Android Studio を起動して、Project で表示を Android にしておきます
- app > java とたどると、com.example.アプリの名前 というパッケージがあるので右クリックします
- New > Package と選択すると New Package というポップアップが出ます
- com.example.アプリの名前.パッケージ名 と入れてEnterを押します
- com.example.アプリの名前 の下にパッケージが追加されます
RecyclerView:データソースを作成する にも説明があります
プロジェクトに画像を読み込む
画像は Drawables って呼ぶみたい
- Resource Manager(View > Tool Windows > Resource Manager)を開く。左上の+をクリックして Import Drawables を選択
- ファイル選択のダイアログが開くので PC 上の画像ファイルを選択。Open > Next > Import とクリックしてインポート
- Resource Manager の Drawables、あるいは Project のリソースフォルダ(app>res>drawable)でファイルが読み込まれていることを確認する
Kotlinで画像表示する にも説明があります
ベクター画像のライブラリを設定する(下位互換用)
Android 5.0 以前のデバイスをサポートするときの設定ですね
- Android5.0(API Level 21)までのデバイスでベクター画像を扱うにはアプリにライブラリを設定する必要があります
- モジュールの build.gradle を開いて次の内容を追加します
android {
defaultConfig {
...
vectorDrawables.useSupportLibrary = true
}
...
}
Material のUI部品を使う にも説明があります
Image Asset Studio , Vector Asset Studio の起動
アイコンの設定ができるんですね
次の2つのいずれかで起動します
- Project で resフォルダを右クリックして New > Image Asset または Vector Asset を選択
- 左タブの Resource Manager を選択して、左上の+をクリック > Image Asset または Vector Asset を選択
Image Asset については アプリのアイコンを設定する にも説明があります
Vector Asset については Material のUI部品を使う にも説明があります
マテリアルコンポーネント(MDC)の設定
Android Studio はできるだけ 4.1 以降を使ってくださいね
設定要らないのはうれしいかも
- Android Studio 4.1 以降であればマテリアルデザイン・コンポーネント(MDC, Material Design Component)ライブラリの設定は不要です(すでに設定されています)
- 4.0以前であれば モジュールの build.gradle セクションの dependency に設定が必要で、ちょっと面倒です。特に理由がなければ Android Studio 4.1 以降へバージョンアップすることをおすすめします
アプリのテーマ色を変更する にも説明があります
ナビゲーションコンポーネントの設定
Safe Args プラグインの設定も一緒にしちゃうといいの
build.gradle(Project)の設定
- プロジェクトレベルの build.gradle ファイルを開きます
- buildscript の ext の中に nav_version を 2.3.1 と設定します
- 以下のようになります
buildscript { ext { ... nav_version = "2.3.1" } ...
build.gradle(Module)の設定
- モジュール(アプリ)レベルの build.gradleファイルを開きます
- dependencies に以下を追加します
implementation "androidx.navigation:navigation-fragment-ktx:$nav_version"
implementation "androidx.navigation:navigation-ui-ktx:$nav_version"
フラグメント 5:ナビゲーションコンポーネントの使い方 にも説明があります
Safe Args プラグインの設定
ナビゲーションコンポーネントと一緒に設定しちゃうんですよね
build.gradle(Project)の設定
- プロジェクトレベルの build.gradle ファイルを開きます
- buildscript の中の dependencies に、次の classpath を追加します
classpath "androidx.navigation:navigation-safe-args-gradle-plugin:$nav_version"
build.gradle(Module)の設定
- モジュール(アプリ)レベルの build.gradleファイルを開きます
- 先頭のほうにある plugins の中に
androidx.navigation.safeargs.kotlin
を追加します
plugins { ... id 'androidx.navigation.safeargs.kotlin' }
フラグメント 5:ナビゲーションコンポーネントの使い方 にも説明があります
Power Save Mode を OFF にする
Android Studio が突然素っ気なくなったら Power Save Mode が有効になったのかも
- Android Studio でコード入力支援などが機能しなくなったときは Power Save Mode が有効になっている可能性があります
- Android Studio のコードエディタでは、エラーをハイライト表示したり、入力をポップアップでサポートしたり、import 宣言を自動で編集したりする機能が利用できます
- 「File > Power Save Mode」で On/Off できます
オーバーライドするメソッドのひな型を自動で作成
Android Studio ならオーバーライドするメソッドのひな型が自動で作れちゃうんですね
- オーバーライドで実装したいメソッドを挿入する場所にカーソルを置きます
- Ctrl+o(または Code > Override Methods を選択)します
- このクラスでオーバーライドできるすべてのメソッドがリストになってダイアログに現れます
- キーボードからメソッドの最初の何文字かを入力すると、入力した文字を含む部分が反転表示されます。下向き矢印を押すと一致するものに移動します
- リストから作成したいメソッドを選んで OK をクリックするとオーバーライドするコードのひな型が挿入されます
ライフサイクルとコールバック にも説明があります