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ギター:Ernie Ball Musicman JP7 BFR KOA のレビュー

Ernie Ball MUSIC MAN(アーニーボール・ミュージックマン)の JP シリーズ、7弦 モデル。出力の大きいハムバッカー(マグネティック)に、ピエゾピックアップも搭載。このギターでは本体ボリュームの調整が重要なんです


2014 年製 の Ernie Ball Musicman John Petrucci 7弦 モデル

Ernie Ball Music Man の “John Petrucci 7ST BFR KOA”、2014年製 です

た、髙かった… 。でも楽器としての完成度がすばら

7弦、24フレット、コイルタップできるハムバッカー、ピエゾ内蔵トレモロブリッジ、2系統出力、コンペンセイテッド・ナット、ロックペグと盛りだくさん

ふふ。しかもこれ、BFR(ボール・ファミリー・リザーブ)なんです

BFR は Ernie Ball Musicman が木材や仕上げを可能な限りこだわって製作した、少量限定生産品のこと

甘くて暖かい音。けど同時にカラッとしてて分離感もいい

ネックはマホガニー。通常の JP シリーズと違って指板はエボニーです

ネックは薄め。握った感じ、指板の感触、操作感、どれも最初から「うっ、何これすごく良いですねっ」って感じなんです。なんとおそろしい

ボディもマホガニー、トップはコア材。生音は甘くてそれでいてカラッとした抜けがある感じですね

アンプを通さずに弾いてると、ギターとか全然知らない人からも「それ、なんかいい音」って言ってもらえたりしますね

ブリッジにピエゾPUが内蔵

ピックアップは、マグネティックなハムバッカー2つとピエゾ。マグネティックはセレクターがセンターのときにコイルタップ可能

ハーフトーンも出せるんですね

うん。出力は普通のモノラル出力のほか、マグネティックとピエゾを別々にってのも出来るの

出力ジャックは 2 つ

出力ジャックは 2 つ。使用するジャックとシールド(ケーブル)の組み合わせで出力される信号が変わるんです

「PIEZO/MONO(上側)」と「MAGNETIC/STEREO(下側)」のふたつですね

PIEZO/MONO に普通のシールド

PIEZO/MONO にモノケーブル(TSプラグ)を差すと、マグネティックPUとピエゾPUの両方の信号がミックスされて出力されるの

普通のシールド1本でマグネティックもピエゾも使えるんですね

うん。でもこの方法で出力するとマグネティックPUの音の抜けが少し悪いの。ギター本体の音の良さを最大限に生かしたいときは他の出力方法のほうがおすすめ

マグネティックPUとピエゾPU、両方をミックスするのでどちらの信号も必ずギター本体のバッファーアンプを通ります。音の抜けが悪くなるのはこの本体のバッファーアンプが原因っぽい。普通のシールドで対応できて、信号のバランスも悪くなく便利なんだけど、特にクリーントーンを使う場合は他の出力方法のほうがシャキッとしますね

MAGNETIC/STEREO に普通のシールド

MAGNETIC/STEREO にモノケーブル(TSプラグ)を差したときは、マグネティックPUの信号がそのまま出力されます

ギター本体のバッファーアンプを通らないんですね

うん。マグネティックPU の音の抜けが良くなります。でも、この方法だとピエゾの音は出せないの

MAGNETIC/STEREO にステレオケーブル

MAGNETIC/STEREO にステレオケーブル(TRSプラグ)を差すと、1本のケーブルでマグネティックとピエゾの両方を別々に取り出せるの

TRSプラグのTIPにマグネティックPUのバッファーアンプを通らないそのままの信号、RINGにバッファーアンプを通ったピエゾPUの信号ですね

うん。ケーブルはギター側がステレオプラグ(TRS)で、逆側がモノラルプラグ(TS)2 つに分岐してるものが必要

専用品(Yケーブル)の他、ミキシング機器で使うインサーションケーブルでも大丈夫

ケーブルを自作したいときは、マイク用の3芯バランスケーブルを使うといいかも

PIEZO/MONO と MAGNETIC/STEREO にそれぞれ普通のシールド

モノケーブル(TSプラグ)を 2 本使うつなぎ方もあり。この場合、MAGNETIC/STEREO からはマグネティックPUの信号(バッファーアンプを通らない)、PIEZO/MONO からピエゾPUの信号(バッファーアンプを通る)が出力されるの

MAGNETIC/STEREO にステレオケーブルを差したときと同じ出力ですね

ピックアップのセッティングは歪む系

ピックアップはハイパワー。強めに弾くと歪むクランチなセッティングで調整してある感じ。ピエゾもそれに合わせてあるのか歪みやすいの

ネック側が DiMarzio Liquifire7 、ブリッジ側が DiMarzio Crunch Lab7 。ピエゾPU はブリッジに内蔵されてます

強く弾いても歪まないようにするには、本体ボリュームをかなり絞ります

生音の良さを生かしたクリーンサウンドも可能

本体ボリュームを十分に絞ると、本体の鳴りを生かしたクリーンサウンドが得られるの

ピエゾやハーフトーンでのクリーンなアルペジオやカッティングがすごく良いですよね

出力に余裕のあるピックアップを贅沢に使う感じかも

クリーントーンを得るには

このギターの本体ボリュームは、クランチな歪み具合を調整するためのツマミってかんじなんです

いわゆるボリュームだと思ってるとちょっと上げるだけで微妙に歪むので扱いにくく感じるかも

このギターの本体ボリュームは LEVEL でなく、アンプやエフェクターの「GAIN」や「DRIVE」って思うと良さそう

どう弾いてもクリーンなトーンが欲しいときはどれくらい絞ればいい?

本体ボリュームの FULL を 10 として、ピエゾで 1~2、シングルのハーフトーンで 3、ハムバッカーで 2 くらい

これくらい絞ると激しくカッティングしても歪まないです。ギター本体の音の良さが出ますね

BOSS ラインセレクター LS-2 が便利

このギターの出力をうまく扱うのに、BOSS のラインセレクター LS-2 は便利かも

BOSS のラインセレクター LS-2。足元で出力レベルの調整をしたり複雑な切り替えをしたりできる

マグネティックとピエゾを別々に出力して調整は足元の LS-2 で、ってことが出来るんですね

その他の仕様

ボリュームノブやスイッチの金メッキはくすんできたけど、Schaller(シャーラー)のロックペグや、トレモロユニットの金メッキはちょっと磨くとピカピカ

メッキがしっかりしてそう

ナットは Ernie Ball Musicman が特許を持ってる「コンペンセイテッド・ナット」 。音程の精度が高いんです

これが Compensated Nut。よく見るとナットが弦ごとに少し凹んでいる。微妙な弦長の補正が行われている

このギターの弦(7弦)についてはこちらをどうぞ